Top » 元WBC世界ライト級チャンピオンガッツ石松

ボクシング 元WBC世界ライト級チャンピオンガッツ石松

強烈な右

ガッツ石松と言えば、バラエティ番組で「OK牧場!」と言っている天然ボケのおじさん、というイメージになってしまっています。かし、現役時代は「幻の右」と呼ばれ、日本人とだけでなく、アジア人として初めてWBC世界ライト級のチャンピオンになった高名なボクサーでした。

プロボクサーになった1966年当初はランニングが嫌いで、また勝てるはずの試合でもやる気がなくなると投げやりな試合をしてしまうなど、勝ったり負けたりの状態が続いていました。「ガッツ」というリングネームは、才能はあるのに根気のない石松に対してジムが「ガッツのあるボクサーになってほしい」という願いを込めてつけた名前です。ジムの願いが届いたのか、赤井英和や井岡弘樹らのトレーナーとしても有名なエディ・タウンゼントの教えを受けたガッツ石松は1969年に全日本ライト級新人王に輝いています。

1972年には東洋ライト級の王者となり、1973年にはWBC世界ライト級王座に挑戦しました。圧倒的に不利だという下馬評の中、メキシコ人の王者であるロドルフォ・ゴンザレスに挑戦したガッツ石松は、周囲の予想を覆して王者からダウンを奪い勝利を収めます。なお当時はボクシング団体と言えばWBCとWBAしかなく、ライト級は世界的に見ても層が厚かったため、この勝利は快挙と言えるものでした。

その後は5度の防衛を収めましたが、年齢を重ねるとともに減量に苦しむようになります。階級を変えてジュニアウェルター級、スーパーウェルター級と挑戦しますが勝利を収めることができず、1978年に現役を引退しました。引退後は役者として、またタレントとして活躍しています。